■ここまで来れば、お伊勢マニア神宮の遥宮(とおのみや)へ行こう瀧原宮(たきはらのみや)・伊雑宮(いざわのみや)へ 倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大御神(あまらすおおみかみ)の永遠の鎮座地を求めて旅をし、ひとときお宮が置かれていたことから、神宮の遥宮と呼ばれる瀧原宮。内宮から車で高速を使うと30分ほどの深い山間の地、澄み切った川のほとりに建つお宮です。伊勢から熊野へと向かう熊野街道沿いにあります。 一方、瀧原宮と並んで遥宮と称される別宮が伊雑宮。こちらは内宮からバスで30分(+徒歩10分)ほど。御田植式や海女さんの信仰で有名です。 どこかなつかしい風情があり、のびのびとした明るさが感じられるお宮です。 ともに皇大神宮の別宮で、天照大御神の御魂をお祀りし、祭典などはすべて内宮に準じて奉仕され、式年遷宮も行われます。豊かな自然の中にあり、お伊勢ファンには根強い人気がある別宮。ゆとりがあれば、レンタカーを借りて、二宮を巡ってみるのもいいでしょう。 ミニ内宮といわれる瀧原さん 宮川支流の大内山川沿いにたたずむ瀧原宮(たきはらのみや)。豊かな自然と静寂さが守られています。 一の鳥居をくぐると、老杉がうっそうと茂る参道。参道と並行して川が流れ、森の奥へ進むほどせせらぎが大きく聞こえてきます。やがて小さな橋があり、その手前の小道を降りていくと、谷川の御手洗場(みたらし)。上流に民家がないため、水はいつも澄んでいて、口も清めることができるのです。 ...ということらしいです。 参道を進むと、左手に社殿が見えます。檜の素木造りの社殿は簡素そのもの。白と黒の敷石が整然と敷き詰められ、天照大御神の御魂を祀る瀧原宮と瀧原竝宮(たきはらならびのみや)が鎮座しています。瀧原宮、瀧原竝宮の順で参拝を。一段高く石積みされた所には、瀧原宮の所管社三社が鎮まっています。 瀧原宮は、ミニ内宮と呼ばれるほど、内宮によく似た地形や雰囲気を持ち、伊勢神宮のふるさととも言えるお宮。参道で鹿に出会えたり、6月ころには御手洗馬付近にホタルが飛び交う姿も。太古のままの自然に抱かれ、時間を忘れて過ごしたい神域です。 [瀧原宮] ◆所在地 三重県度会郡大紀町滝原872 ◆アクセス JR紀勢本線滝原駅下車 徒歩約15分(約1.5km) または松坂駅から南紀特急バスで約1時間。「一の鳥居前」下車。 車の場合は、紀勢自動車道路・大宮台インターから約10分 ◆参拝時間 1、2月は午前5時~午後5時30分。 3、4、9、10月は午前5時~午後6時。 5~8月は午前4時~午後7時。 11、12月は午前5時~午後5時。 ◆電話 0596-24-1111(神宮司庁) 海女さんの守り神、伊雑宮 風光明媚な伊勢志摩の魅力あふれるお宮 志摩の海にほど近い磯部町にある伊雑宮(いざわのみや)。地元の人は「いぞうぐう」と親しみを込めて呼びます。 天照大御神(あまてらすおおみかみ)が内宮に御鎮座の後、御贄所(みにえどころ)というお供え物を採る所を探していた倭姫命(やまとひめのみこと)が、志摩の国に入ったところ、伊佐波登美命(いざわとみのみこと)に迎えられ、お宮を建て、天照大御神をお祀りしたと伝えられています。 [伊雑宮] ◆所在地 三重県志摩市磯部町大字上之郷 ◆アクセス 近鉄志摩線上之郷駅下車徒歩3分 または、内宮より三重交通バス伊勢道路経由約30分「川辺」下車徒歩約10分 ◆参拝時間 1、2月は午前5時~午後5時30分。 3、4、9、10月は午前5時~午後6時。 5~8月は午前4時~午後7時。 11、12月は午前5時~午後5時。 ◆電話 0596-24-1111(神宮司庁)
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